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中学校へ行かないお子様を持つ親御様へ。学校へ行くことをすすめるベストなタイミングとは?

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中学生でもスマホを持つことが増えてSNSなど、親の手の届き辛いデジタルな場所で子供同士の交友関係が行われる時代になってきました。

そんな中、親御様にとって明確的な原因が分からずにお子様が不登校になってしまい、悩まれている方もいらっしゃるかと思います。

不登校の内容を知ろうと思っても、「中学校での子供の立ち位置が見えない」「スマホの世界で具体的に何をしているか分からない」「思春期であるが故の親へ相談し辛い内容」など、原因の掴み所がなくどの様な話しをしていけばいいのか悩まれることがあるかと思います。

さらに、お子様が不登校になってしまった時に「親として中学校に行くことをすすめるタイミングがわからない」と悩んでいる親御さんも多いのではないでしょうか?

そこで、現在何かしらの理由で不登校になっている中学生のお子様を持ち、お悩みの親御様へ向けた、お子様が中学校に行かなくなった時の親の心境や学校へ行くよう背中を押すベストなタイミングをご紹介したいと思います。

学校へ行かない中学生の子供を持つ親の心境

お子様が中学校へ行かなくなると親御様はこれまでと違った悩みを抱え、さまざまな心境に陥るかと思います。悩みの内容は不登校の原因によっても異なります。

ここでは、親御様がどのような心境に陥ってしまうのか、不登校の原因別に紹介していきます。

1不安や焦り:義務教育も受けないで将来どうなるの?

学力について行けないことが原因で不登校になった場合、親御様はお子様の将来に強い不安や焦りを覚えます。

学校に行っている時もお子様の学業不振なに悩んでいたのに、学習する機会自体がなくなってしまうと、「ますます勉強が遅れてしまう」「義務教育も受けないで高校や大学、就職はどうなるの?」「このままでは子ど

もの将来が暗いものになるのではないか」と不安や焦りを感じてきます。

また、在学中は学力にはお子様の不安がなかった場合でも、不登校が長引くにつれて勉強の遅れが心配になってきます。

2怒り・他者批判:いじめられなければこんなことにならなかったのに!

生徒(同級生を中心に先輩や後輩)や教師からのいじめが原因で不登校になった場合は、相手の生徒や教師に対する激しい怒りを感じてきます。

いじめが原因の場合、原則としていじめを受けている本人に非はありません。そのため、「いじめられなかったら不登校にならなかったのに」「自分の子供は不登校になっているのに、相手は楽しく学校に行っているのが許せない!」などの怒りの気持ちが起こります。

生徒からいじめられた場合は、教師に対しても「なぜいじめに対してきちんと指導していなかったのか」「対応に納得できない」などの怒りを感じる場合もあります。

また、怒りや他者批判は、周りの人間へ向かってしまう恐れもあります。

「パートナー(旦那様・奥様)がもっと家庭を大事にしてくれていたら」「おじいちゃんやおばあちゃんが甘やかしたから」「近所の○○さんがこんなこと言うから」など、他者を批判して不登校の原因をかぶせてしまう恐れもあります・・・

中学校へ行かないお子様への焦りが生じてしまい、「誰かのせいにしたい気持ち」が芽生えてしまうことから、怒りの感情や誰かを悪者にして批判をしてしまう感情が生まれてしまうのかと思います・・・

3自責:育て方が悪くて学校へ行けなくなってしまったの?

不登校の原因が「周りと合わない」「中学校へ行くことに価値観をみいだせない」などの原因であると分かった場合、親御様は「自身の育て方が悪かったのではないか?」と自責の念を感じてしまうこともあります。

「育て方を間違わなかったら、周囲にうまく合わせて楽しい学校生活を送れていたのではないか」「仕事が忙しくて十分愛情を注げていなかったのではないか」「過保護に育て過ぎたのではないか」「あの時に○○していれば不登校にはならなかったのか」など、親御様自身を責めてしまいます・・・

ご自身を責めてしまうことで、子育てに不安な感情を抱き、疲弊している状態で当校へご相談にくる親御様もいらっしゃいます。

ただ、お子様が当校のフリースクールに通い、充実している毎日を過ごせるようになったことで、「気持ちが楽になった」「親としての負のプレッシャーからの肩の荷が下りた」と親御様がご相談時とは打って変わった、清々しいお顔をされる方を多く見てきました。

4困惑:これからどのように接すればいいの?

不登校のお子様の原因が何であれ、「これからどのように接すればいいのだろうか」と答えがすぐに見つからない状態で悩んでしまいます。

不登校のお子様は自己否定感が強くなっていて、「自分の殻に閉じこもっていて口を利かない」「部屋から出てこない」「親に反抗的な態度を取る」などの態度を取ることが大半です。

それに対して親御様はどのような態度を取ればいいのかわからず、困惑します。

お子様に声を掛けるベストなタイミングとは?

不登校が続いていても、お子様の気持ちが落ち着いてくることで、再び学校へ行くことが視野に入ってきます。

しかし、親御様がお子様に登校を促すタイミングはとても難しく、タイミングを誤ると逆効果になってしまう可能性があるため、慎重に背中を押す必要があります。

一般的に不登校から抜け出すお子様の感情には、気持ちが「安定しない時期」「安定してくる時期」「回復してくる時期」の3つの時期があります。

不登校になったすぐのお子様は、学校に行けない自分を責めたり学校に行けないことにショックを受けたりしています。「気持ちが安定しない時期」です。

その後、気持ちが安定してくると徐々に「学校へ行かずに休む状態を必要な時間である」と受け入れて、ゆっくり休んでダメージを追ってしまった傷を回復するためのエネルギーを蓄えはじめます。「気持ちが安定してくる時期」です。

ただ、この2つの時期に登校を促すと、まだ学校へ行く気持ちへ完全に舵が向いていないため、「自分を間違っているように評価されてしまい、自己否定感が強くなる」(「気持ちが安定しない時期」から脱却できない状態)「せっかく学校へいくことをポジティブに考えはじめ、チャージしていたエネルギーを否定されているように感じてしまい、自己否定感の再発(「気持ちが安定してくる時期」から「気持ちが安定しない時期」へ逆戻り)
といった精神状態へと陥ってしまい、お子様は中学校へいくことに対してネガティブな感情のままです。

そのため、この時期は親御様が「学校に行けないお子様を受け入れて」心と身体が再び活発的になるまで見守る必要があります。

学校へ行くことを呼びかけるタイミングは「気持ちが回復してくる時期」になってからです。

お子様が回復してくると次のような行動に出るので、適切な声掛けをしてあげてください。

お子様の「本質的な理由」を聞き出すことが重要

不登校当初は、お子様も学校へいかない本質的な理由を自分から積極的に話すことも少ないでしょう。

お子様自身が負の感情を持ったことで中学校へ行かなくなってしまったことは、おおよその内容であれば親御様へ伝えることもあるでしょう。

「いじめられたから学校いかない」「勉強についていけないから学校いかない」「中学校へいく理由に意味が持てないから学校いかない」こんな形で表面的な理由はいってくれると思います。

ただ、「本質的な理由」をお話しするお子様は少ないと思います。学校へ行かないことへ戸惑いを持つ親の気持ち同様に、お子様も中学校にネガティブな感情を持ってしまうことへ戸惑ってしまうと思います。

その結果、お子様は戸惑いの気持ちをまとめられずに当初は、不登校理由について表面的な理由しか親御様へ伝えてくれないのではないかと思います。

ただ、お子様は、落ち着いて休むことで、エネルギーが充電されはじめます。

不登校になってしまった理由を冷静に考えていく中で、表面的な考えから人へ伝えたい「本質的な理由」を導きだせる時期がエネルギー充電時期だと思います。

親御様が焦ったりイライラしたりせずに見守ることで、お子様の方から本質的な理由を伝えてくれるかと思います。

中学生の多感な時期は、自分の意見や感情を「誰かに共感してもらいたい」と思う方が多いです。

本当に伝えたいことは、表面的な意見や感情ではなく、「本質的な意見や感情」です。学校へ行かない理由の本質を分かってもらいたいはずです。

お子様の本質的な不登校理由を聞くタイミング

お子様の不登校に対する本質的な理由を聞くことが重要ではありますが、聞きだすためのタイミングには注意が必要です。

「本質的な意見や感情」をお子様が結論付ける前に親御様が口出ししてしまえば、お子様も伝えることをシャットダウンしてしまう恐れがあります・・・

そのため、親子間で「不登校になる前のようなコミュニケーションが取れるようになった」と感じたタイミングで、「あなたはこれからどうしていきたいの?」と聞いてあげてください。

その時、お子様が「中学校へいきたくない本質的な理由」を話してくれる中で、「学校に戻りたい」「高校へは行きたい」と答えたら親子でこれからどうするかを話し合ってください。

「もう少しゆっくりしたい」と答えた場合は、否定せずに受け入れて休ませてあげましょう。

また、お子様が本質的な理由を伝えようとしている中で、上手く伝えられない場合は「学校へ行かなくなった理由を正直な気持ちで話してほしい」と伝えてみることがおすすめです。

お子様の気持ち整理に時間を与えたのであれば、本質的な答えを聞く権利は親御様にあるはずです。親としての主張も大切にしてください!

お子様の方から友達や学校、勉強の話しをする時がチャンス

お子様の方から「みんな今頃どうしているのかな」「遠足には行ってみようかな」「部活に行きたいな」「高校には行きたいな」「勉強大丈夫かな」など、友人や勉強についての言葉が出てきた時も登校を促すタイミングのサインです。

ただし、その言葉に飛びつくのではなく「友達が心配なの?」「遠足へ行くのもリフレッシュになるからいいかもね」などやんわりと受け止めて、お子様の次の言葉を待ってください。

お子様が自分から話しを進めるようでしたら話しをよく聞いて、「どうしていきたいか?」をじっくりと話し合っていきましょう。この中で、お子様の「不登校の本質的な理由」を聞いて行くことができれば、今後の展開が話し合いやすいかと思います。

不登校の原因が解消された時も後押しのタイミング

不登校の原因が生徒や先生からのいじめの場合、原因となった先生が異動でいなくなったり、いじめた生徒が転校していなくなったりした際にお子様へ伝えることで、再び学校へ行く気持ちになることがあります。

お子様との会話の中で、さりげなく原因が解消されたことを知らせてあげましょう。

それでもいじめをしてきた張本人がいなくなっても、他の先生や生徒の目が気になって復学することに躊躇してしまうこともあるでしょう・・・

「いじめを実行した張本人がいなくなったから学校へいくべきだ」と押し付けるのではなく、あくまでも「いじめの原因となる人間」がいなくなったことを伝えてあげることが目的です。

その中で、お子様と今後のことを話し合ってあげてください。

「通っていた中学校へ復学、別の中学校へ転校するのも正解」「別の環境で、新たなカリキュラムで学校生活を再開するために、フリースクールへ通うことも正解」です。

「お子様の気持ちや考え」と「親御様の気持ちや考え」の落し所を見つけて、親子間でベストな答えを導き出して頂ければと思います。

背中を押すタイミングで注意すること

回復期にお子様から友人や学校の話しが出ると親もほっとします。ただ、嬉しくなったり気が変わらないうちになんとかしようと思ったりして、すぐに復学までの話しを強引に進めることは絶対に避けましょう!

お子様は友人や学校のことを口に出したものの、内心では「大丈夫かな?」「行けるかな?」と不安な気持ちでいるかと思います。

親御様が先走ってしまうとせっかく蓄えたエネルギーがまた減ってしまったり、「もう学校のことを口に出すのは止めよう・・・」と否定的に思ってしまいます。

そのため、お子様が学校のことを口に出したら、ゆっくりと「最適の答えを導くための話し」を進めつつ、保健室登校や出席扱いになる条件、学校以外の場所へ行くならどの様なところがあるかなどの「情報共有」をしてあげましょう。

お子様がご自宅以外の場所で「新たな生活を送る次の候補となる道」を示してあげて、「次の道へ進むことでのメリット」を親御様がお伝えしてあげるだけでも、大きな一歩へと繋がるかと思います。

不登校のお子様が中学校へ行くキッカケを作るタイミングまとめ

お子様が不登校になると親御様もさまざまな悩みを抱え、辛い思いをします。

親御様は、まず自分の心をコントロールして落ち着きを取り戻し、お子様が安心してエネルギーを回復できる環境を作りましょう。

そして、お子様のエネルギーが充填されたら適切なタイミングで声を掛けてあげるようにしていきましょう。

ただ、声を掛けるタイミングを間違えると逆効果になってしまうこともあるため、上記で説明させて頂いた内容を参考にした「声を掛けるベストなタイミング」を掴むことで、お子様が前へ進む手助けをすることができると信じています!

フリースクールで働く立場上、不登校で悩まれている親御様・お子様とお会いする機会が多い中で、当校へ通って頂くことで「親御様・お子様の充実した顔を見ることができた時」には、言葉にするのもチープに感じてしまうかもしれませんが、本当に嬉しいんです!!

その中で、お子様が前へ進む道は、在籍していた中学校へ戻ることだけではありません。選択肢の中にはフリースクールの中学校もあります。

フリースクールは、不登校中のお子様が安心して学習したり友人と過ごしたりできる場所です。

不登校などで傷ついた子どもに対応できるプロのサポートを受けることができ、必要であればカウンセリングを受けることができます。

大半のフリースクールでは1人1一人のペースに合わせて授業を受けることができるため、不登校の間に学業に遅れがある場合でも安心です。

同じ体験をした仲間がいるため、友達が見つけやすいと言うメリットもあります。

もし、お子様が「通っていた中学校へは戻りたくないけれど、前に進みたい」と言った際には、フリースクールをご検討してみるのもおすすめします。

「長期の不登校をなくしていくために。」


浦和高等学園中学部

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