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通信制高校で友達できるか?現場関係者目線から見たフラットな意見を解説

友人関係のトラブルを理由に高校を退学してしまった、退学を考えている方の中で「通信制高校への転校(転入・編入)」をご検討されている方へ。

次の高校へ転校したとしても、またトラブルに巻き込まれてしまい「通信制高校へ転校しても友達ができるのか?」と悩み、転校をためらっている方も多くいらっしゃるかと思います。

通信制高校は、週5日の通学を必須とした決まりがないため「一般の公私立高校と比べて友達を作る機会が少ないですよね?」と思っている方もいいらっしゃるかと思います。

ただ、今の通信制高校は「週3日前後通学するコース」や「部活動や課外事業、行事ごとを積極的に行っている高校」が多くあるため、友達を作る環境は十分にあります。

そこで今回は、「通信制高校で友達ができる方・できない方の特徴」を教育現場にいる中で感じた視点から執筆していきたいと思います。

通信制高校で友達ができる人の特徴

まずは友達ができる人の特徴を見ていきましょう。

下記に挙げる特徴の人は通信制高校だけではなく、高校卒業後の大学や社会に出てからでも友達作りの上手い人が多いです。

1:明るく笑顔が似合う人

明るくて笑顔を絶やさない人は、いるだけでその場の雰囲気を華やかにするため「一緒にいると楽しそうだ」と、自然と人が集まってきて、友達が多くできるかと思います。

反対に、暗い雰囲気の人やいつも不機嫌で笑顔のない人には話しかけにくいものです。

友人関係でトラブルがあり、通信制高校への転校を検討されている人は、簡単に人を信頼して明るい振舞いができない状況だとは思いますが、斜めから人を見て不機嫌な対応を取る行為にメリットがありません。

「人前では常に笑顔で!」と極端に取り繕う必要はありませんが、友達を作るために表情の作り方に気を配ってみるとよいでしょう。

2:思いやりの気持ちがある人

思いやりのある人は、相手の立場になって考えることができます。周りに困っている人がいたら、「自分のできること」を考えて最善を尽くします。

困っている人間を助ける気持ちが強い人は、大きな信頼関係を築き上げることができるため、親友のような大切な存在がいる人が多いです。

ご自身が困っている時に、同じ立場に立って悩みごとに向き合ってくれる人は、あなたにとって、かけがえのない大切な存在になるでしょう。

ただ、困っている大切な人間に対して、どのような立場で寄り添えばいいのかわからない人は、「力になれることがあったら協力するからいってね」の一言が、相手にとってはとても身に沁みるものです!

今までの人間関係のトラブルにより、人のテリトリーに入りこむことへの抵抗感があり、思いやりの気持ちを表現することに躊躇される方もいらっしゃると思いますが、「あなたの力が大切な人間を救うこと」を心に留めておいてください!

3:悪口を言わない人

友達グループ間でトラブルが起こる際によくあることが、悪口の言い合いです。

悪口を共有し合う人間は、敵を作ることで団結する傾向が見られるため、悪口を言っている同士の仲が深まるようにも見えます。

ただ、人のことを傷付けて友情関係を作ろうとしても、新たな敵を見つけて悪口を言い合っての繰り返しで、負の感情を持ち合わせた人間関係になってしまいます。

その結果、グループ間での負の感情の押し付け合いがはじまり、敵を作りすぎてしまい、最終的には孤立してしまう可能性が大いにあります。

一方、友達が多い人は「悪口からの距離」を上手く置いている方が多いです。

悪口合戦がはじまっても積極的には参加せず、「そうなんだ」「なるほどね」「確かにそれは辛いね」など、悪口を言ってきた相手の話しを聞き入れながら、悪口を「いう側・言われる側」ともに不快にしない形で話しを終えることが上手です。

悪口に参加すれば、仲間意識を作れると思っている方もいるでしょうが、そんなのは表面上の友情であり、一時的な仲間です。

悪口と距離を置いている人間の方が信頼されることは確実で、人を悪く言わない人間には「人を悪く見ない人間」が多く集まってくるでしょう。

意地悪な人間よりも、楽しい話しや好きなモノゴトを共有し合える人間との友情関係を育んでいきましょう!

4:聞き上手な人

友達が多い人は、相手の話をよく聞いてあげることができる「聞き上手な人」が多いです。

相手の話を親身になって聞いてくれる人とはコミュニケーションが取りやすく、信頼がおけると判断され、友達も増える方が多いのかと思います。

大人になってからも聞き上手な人は、多くの人から慕われることが多いです!

また、聞き上手な人は、「明るく、相手の気持ちを思いやり、人のことを悪く言わない人」が多いため、上記「通信制高校で友達ができる方の特徴1~3」が備わっている方が多いように感じます。

通信制高校で友達ができない人の特徴

友達ができる人の特徴を紹介してきましたが、反対に友達ができない人の特徴についても紹介していきたいと思います。

下記に挙げる特徴の人は通信制高校だけではなく、どのような学校や環境にいても、友達のできない人が多いのが、正直な所です・・・

ただ、友達ができない人の特徴に対する解決方法も後にご紹介していきますので、是非ともご参考いただければ幸いです。

1:自分に自信がない人

自分に自信がない人は「どうせ自分なんか」「自分のこんなところが嫌だ」など、周りと自分を悪い意味で比較してしまい、自分がダメな人間であると捉えがちです。

自分を否定的に捉えてしまう人は、意見をはっきりいうことが苦手になってしまい、同時にコミュニケーションを取ることも苦手になってしまう人が多いです。

その結果、相手の立場や考えを理解して発言することが難しくなり、友達を作る自信もなくなってしまいます。

また、自分に自信のない人の中には、相手の目を見て話すことが苦手な人も多く、挙動不審と受け取られて周りから敬遠されてしまうこともあります。

2:プライドが高く自己中心な人

友達作りは自己主張する以外にも、「相手のことをよく知ること」も必要です。

人は自分の話を聞いてくれる人には心を開きやすく、話していくうちに信頼を寄せるようになり、友情関係ができあがります。

しかし、プライドが高く「自分以外の意見を聞き入れない人」や「自分のことばかりを話す人」とは円滑なコミュニケーションが取れず、結果的に友達ができない方を多くみます。

3:内向的な人

他人との距離を近づけたいのに一歩を踏み出せない内向的な人は、友達作りの苦手な方が多いです。

内向的な人はコミュニケーションを取ることが「苦手・マイペース・慎重」「人見知りをする」などの特徴があることから、相手のテンションとズレが生じてしまい、友人関係を築くことが難しいように感じます。

また、コミュニケーションを取ることが極端に「苦手・マイペース・慎重」になってしまうと、いじめに発展してしまう恐れもあります。

友達ができない人のお悩み解決方法を紹介

一緒にいると楽しくて、困ったことがあれば相談し合えるような友達が学校にいることは、充実した学園生活を過ごすことができる重要なポイントになるかと思います。

上記に挙げた友達ができない特徴に当てはまる方でも、今の自分を変えていくことで友人を作ることができるはずです!

通信制高校は、人間関係のトラブルが原因で入学してきた方も多くいます。

同じ経験をしてきた方と知り合う可能性は公私立高校よりも高いため、理解し合うことのできる友達が多くいる環境だと思います。

ここでは、上記に挙げた「友達ができない人の特徴」に対して、長続きする友情関係を作るための解決方法を紹介していきます。

1:自分に自信がない人は目標を作りましょう

人と比較をして劣等感や自己否定感を持ってしまう人は、まずは小さなことでもいいので、自分の長所を見つけていきましょう。

「ゲームが上手い、アニメのキャラクターをすぐに覚えるのが得意、客観的にモノゴトを見ることができる、言葉では表現できないけれど人より発想力が豊である・・・」どんな小さなことでもいいので、長所を出していきましょう。

そしてその長所を紙に書き出して毎日数分でもいいので、読み返してください。

読み返していく中で、自分を褒めていきましょう。

小さなことでも、あなたが見つけた長所はあなたが「築き上げてきた立派な強み」です!

将来大きな役に立つ可能性もあります。

そして、少しでも自分を褒めることができ、肯定的な見方ができるようになってきたら、さらに「自信へと繋がる長所」を作っていきましょう。

目標をつくってさらなる自信を身に付けていきましょう

少しでも自分を肯定できるようになったら、あなたが「努力して身に付けていく自信」を作り上げていきましょう。

何をすればいいか悩んでいる人は、「高校生として励んでいく必要性があるもの」の中から選びましょう。

勉強・運動・美術・音楽・パソコンスキルなど、高校生として学ぶ必要性があるものは多数あります。

その中で、あなた自身が「これなら努力して打ち込んで取り組める」と思ったものを選んでみてください。

「中学1年生の数学を3ヶ月で解けるようにしていこう」「毎日1キロ走ろう」「絵を描くのが好きだから1日1枚好きなキャラクターを模写していこう・・・」当初の取組みは、「これなら達成できるといった目標」を作っていきましょう。

そして、当初の目標を達成することができてきたら、目標のレベルを上げていきましょう。「中学1年の数学はバッチリだから、次は中2の数学を半年間で解けるようにしていこう」「1日3キロ走ろう」「模写ではなく、なにも見ずにあのアニメのキャラクターを描いていこう・・・」

目標レベルを上げて達成していくことで、さらなる達成感を味わうことができ、着実に自分を誇れる自信へと繋がってきます。

自分で身に付けた自信は友達を作る大きな一歩へと繋がります

目標達成のために努力していくことで自信がついてくるのと同時に、自己否定する機会が減ってくるはずです。ネガティブに自分を見ている暇はありませんから!

そして、自信がついてくると人前で主張する勇気も身についてきて、友達とコミュニケーションを取るキッカケへと繋がり、一つの友情関係ができあがってくるでしょう!

また、努力して身に付けてきたものを友達と「共有していくこと」や「補い合っていくこと」で、さらに深い友情関係を築くこともできるでしょう!

一人で目標達成しようと意固地にならない

目標を立て実行していく中で注意いただきたいことは、「できないこと・分からないこと」に直面した時には、ご家族の方へ協力してもらいましょう。

元々自己否定感が強かった人の中には、「一人で目標を達成しなければいけない」と思い、人の助けを借りることを嫌がる方もいらっしゃるかと思います。

一人でやり遂げたい気持ちは分かりますが、目標を達成するためには身近な人の協力を受け入れる度量を持つことは、友達と協力し合う時には大切な考えです。

思ったような結果が出ない日、やる気が起きない日が出てくることもあると思いますが、周りの人のサポートを受け入れて目標をクリアしていく楽しさを学ぶことも、目標を達成する活動の中では大切です!

2:プライドが高い人は相手と話し合える余裕を持つことが重要

こちらのコンテンツを読んでいただいている高校生の方の中で、「自分のプライドの高さに問題があって友達ができないのか?」と感じている方へ。

「謝ることは負け・人からの意見を受け入れたら負け」といった勝ち負け論にこだわり過ぎた結果、同級生や先輩などとの会話中に言い合いが発生し、孤立してしまったことがある方もいらっしゃるかと思います。

プライドの高さに悩んでいる方へお伝えしたいことは、「意見の押し付けは人を遠ざける」「相手の話しに耳を傾けないと人は近付いてこない」ことに共感いただきたいです。

相手の意見を受け入れる器の大きな人間になりましょう

友情関係を築くために大切なことは、お互い対等の関係性でいることです。

ただ、仲良くなった友達との間で話しの相違が生じてしまった時、意見を押し付けてくる人は、友達からは面倒な存在と見られてしまいます・・・

プライドが高いと自分の意見を納得してもらいたい想いが強くなってしまう気持ちも分かります!

ただ、プライドの高さで人を遠ざけていってしまうことに悩んでいるのなら、相手の意見を「受け入れる余裕」を持ちましょう!

相手の意見を受け入れて言いたいことを理解しようとする人は、向上心が高く、知的な人が多いと思います。

さらに、話しを受け入れてくれる余裕があると友達から理解してもらえたら「器量の大きな人」と評価されることで、信頼される存在であったり、一目置かれる存在になることもできます!

その中で、相手の意見と違うと思った場合は、「自分はこんな意見なんだけど、どう思うかな?」と、あなたの考えについての回答を求めていく話し合いをしていきましょう。

そして、話し合いを進めていくうえで、ご自身の意見を話すターンでは、断定口調ではなく「自分は●●だと思うんだよね。」と言った形で話しを進めてあげてください。

3:内向的な人は「内向的な自分」を受け入れましょう

はじめに、内向的であることは悪いことではありません!

内向的な性格の人は、表で表現することが少ない分、頭の中で考える「思考力や考察力」に優れていて、感受性も豊かな方が多いです。また、優しい方も多いです。

内向的な人は、人として優れている点を多く持ち合わせています。

そのため、内向的な自分を受け入れた上で友達作りをしてみてはいかがでしょうか?

また、内向的な人は人間関係を築く際に「狭く深く」な人間関係を求めることが多いため、多くの友達を持つことよりも、まずは1人1人の友達との関係性をしっかりと築き上げていくことがおすすめです。

大勢の前でお話しすることが苦手でも、少人数でのコミュニケーションを取り続けていくことで、友達との信頼関係を深めていきましょう。

また、相手の話しを親身に聞いてあげることができる人は、友達から頼りにされる人間であるため、深い友情関係を築いていけるかと思います。

あなたの優れた「思考力や洞察力」を基に、友達にとって貴重なアドバイスができるかもしれません。内向的な自分も「1つの長所」として見ていきましょう!

通信制高校でかけがえのない仲間と出会えますように!

通信制高校で「友達を作るために大切なこと」を説明してきましたが、高校生活で友人を作るうえで大切なことは、大人になってから人間関係を構築するうえでも通じることだと執筆をしていて実感しました。

高校時代は友達の作り方を学べる貴重な時間です。

その中で、人間関係のトラブルにより通信制高校へ転校しようと考えている方は、新しい環境で新たな友人と出会えることを「高校生の特権」としてポジティブな形で捉えた方が良いと思います。

また、通信制高校だからこそ、同じ境遇や価値観で友達を作りたいと考えている人と出会うことができると思います。

ご自身が「改善しなければいけないこと」「新しく取り組むこと」を、今回執筆した内容で吸収してください!

そして、新たなスクールライフで「かけがえのない仲間」をつくるためにお役に立てれば、執筆した私としては何よりです。友達作り応援してますよ!

「長期の不登校をなくしていくために。」


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