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高校へ行かないお子様を持つ親御様へ。学校へ行くことをすすめるベストなタイミングとは?

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義務教育が終了し、小中学生時代よりも自我を持つようになった高校生のお子様が、何かしらの理由で不登校になってしまい現在悩まれている親御様へ。

お子様がどうすれば不登校から脱出できるのか悩むことあると思いますが、その中の1つに「お子様が再び前に進めるよう背中を押すタイミングが分からない」といった悩みがあります。

不登校のお子様に再び前へと進むように背中を押すタイミングはとても難しく、タイミングを間違うとまた後戻りしてしまう、最悪現状よりも悪化してしまうことがあります。

そのため、声を掛けるタイミングを慎重に見なければいけません。

そこで、現在何かしらの理由で不登校になっている高校生のお子様を持ち、お悩みの親御様へ向けた、お子様が高校に行かなくなった時の親の心境や学校へ行くよう背中を押すベストなタイミングを紹介したいと思います。

学校学校へ行かない高校生のお子様を持つ親の心境

お子様がせっかく入学した高校へ行かなくなってしまうと、親御様も新たな悩みを抱えてしまいますが、悩みの内容は不登校の原因によっても異なります。

ここでは、お子様が高校へ行かなくなってしまうことで、親御様はどのような心境に陥ってしまうのか、不登校の原因別に紹介していきます。

1不安や焦り:大学進学や就職はどうなるの?

不登校の原因が学力に付いていけないことの場合、親御様としては大学への進学や就職などのお子様の将来について不安や焦りを覚えてきます。

とくに、良い大学へ入ることや大手企業に就職することがお子様の幸せに繋がると思っている場合は、「子供の将来が明るいものではなくなってしまった!」「これからこの子はどうやって生きていくつもりなんだろう」などと感じてしまい、暗い気持ちになってきます。

また、高校では出席日数が足りないと留年しなければならないため、「高校を卒業できるのか」「留年したらどうしよう」とお子様の高校生活の将来に対して不安になってきたりもします。

2自責:自分の育て方に問題があって学校に行けない子どもになったのか?

周囲と合わせるのがつらい、高校に行くことに価値観を見いだせない、などが原因で不登校になってしまった場合、親御様は「育て方を間違ったから周囲とうまくやっていくことができない人間になってしまったのか」「仕事にかまけて子育てがおろそかになっていたせいなのか」など、自分自身を責めることがあります。

また、周囲や親、義父母などから「育て方が悪かったから集団生活に適応できない人間になったのでは?」などから攻撃されてしまうと、さらにご自身を責めてしまう恐れもあります。

子供がグレてしまうことでの育て方の後悔

中学校時代に比べて繁華街へ出る機会が増える高校生になると、親御様としては眉をひそめてしまう交友関係ができあがってしまう場合もあるでしょう・・・

その中で、次第にお子様が周りの友人の影響でグレてしまい、次第に高校へ行かなくなってしまうこともあります。

親御様としては、子供が悪い道へ進んでしまい、自身の育て方が悪かったのではないかと後悔の念に苛まれる場合もあります・・・

3怒り・他者批判:陰険ないじめによる怒りの気持ち

不登校の原因が生徒や教師によるいじめにある場合は、「いじめさえなかったら不登校にはならなかったのに!」「自分の子どもは不登校になって苦しんでいるのに、いじめた側が学校に通っているのは許せない!」などの怒りを感じます。

高校生になると中学生時代よりも「コミュニケーション力やトーク力」が成長してきます。

ただ、コミュニケーション力やトーク力が高くなってくると、周りの生徒や教師も中学生の頃に比べて、より緻密で周囲にバレないような陰湿ないじめを仕掛けてくる人間も中にはいます。

その中で、いじめの内容を知ることにより、親御様からしたら自分のお子様が非常に苦しい状態にまで陥れられてしまうことに大きな怒りを覚えることもあると思います。

また、いじめに対する教師や学校の対応に不満があると、「きちんといじめに対処してくれればこんなことにならなかった!」「学校の対応に納得がいかない!」などの気持ちが起き、さらに怒りが増すこともあります。

最悪なパターンとして、高校に入学するために親子で苦労をした場合、「あんなにがんばって進学したのに、何でいじめられてしいるのか?」といじめられているお子様に対しても怒りを感じてしまう「歪んだ感情」に苛まれてしまう可能性もゼロではありません・・・

4.困惑:大人と子供の狭間にいるお子様との接し方が難しい

不登校の原因がどのようなものであっても、大半の親御様が「子どもにどう接すればいいのか分からない」と悩みます。

中学生の頃に比べて高校生になると人間として成長はしていますが、「大人のようでいて、精神的に未熟な面」があり、親としてどのような距離感で接すればいいのか分からないと困惑される方もいらっしゃるかと思います。

大人と子供の狭間にいる高校生の場合、お子様であっても不登校の状況であれば、デリケートに接さないと「親子関係に大きな溝」を作ってしまう恐れもあります・・・

また、不登校の子供は「自己否定感が強い・他者から否定されることを拒絶する気持ちが強い」ことが多く、部屋に閉じこもったり、家に帰らないなどの反抗的な態度を取ったりしがちです。

結果的に親御様はお子様に対してどのような態度を取ればいいのか分からず、困惑してしまいます。

子供に高校へ行くことを声掛けるタイミング

お子様に学校へ行くことを声掛けるタイミングは、高校だけでなく小学校や中学校でも原則同じです。

不登校時に陥ってしまったお子様の精神状態は、一般的に次の3つの時期があります。


1.気持ちが安定しない時期(不登校初期)

2.安定してくる時期(中期)

3.回復してくる時期(活動期)


不登校になってすぐは、お子様は学校に行けなくなった自分にショックを受けたり自分を責めたりしています。

その後心が安定してくる時期になると、ゆっくり過ごしたり好きなことをしたりして「傷付いた気持ちを回復させるためのエネルギー」を蓄えはじめます。

この時期に親御様が学校へ行くことを促してしまうと、お子様がネガティブな気持ちを増長させてしまい、せっかく蓄えたエネルギーがなくなってしまう恐れがあります。

その結果、再びお子様が自分自身を責めるようになってしまい、負のループに陥ってしまう恐れがあります。

不登校初期と中期の2つの時期では、お子様が安心して過ごせる環境を作り、お子様が自ら動き出すまで見守ってあげてください。

学校へ行くことを声掛けるタイミングは、回復してくる時期(活動期)になってからです。お子様は回復してくると次のような行動を取ります。タイミングを逃さずに適切な声掛けをしましょう。

1:お子様の方から親に話しかけてくる

「傷付いた気持ちを回復させるためのエネルギー」がチャージされてくると、お子様の方から高校へ行かなくなったことに対する「本音・本質の内容」を話してくれる場が訪れてきたタイミングを見逃さないでください。

お子様の話す内容に対してイライラしたり、親御様の感情をぶつけないように、心の殻を少しでも破ってくれたお子様の勇気を尊重し、「これからどうしていきたいのか?」聞いてあげてください。

「学校へ戻りたい」「学校へ戻るのは嫌だけど、勉強は続けたい」などの「高校生として学びたい内容の答え」が返ってきたら、「これからどうすればいいか?」を親子で話し合いましょう。

「もう少しゆっくりしていたい」と答えた場合はまだ動く時期が来ていません。受け入れて休ませてあげてください。

不登校へ陥ってしまった原因の「本音や本質」を話したからといっても、親御様の意見を強要されてしまうと、お子様の気持ちが負けてしまう恐れがあるため、要注意です。

2:お子様が「学校の話し」を出す時は背中を優しく押してあげるタイミング

お子様の方から「○○くん・●●ちゃんはどうしているかな」「部活だけは行きたい」「留年はしたくない」「学校に戻ろうかなあ」などの学校への想いを言葉で出してきたら、登校を促すタイミングです。

ただし、「じゃあ、学校に行こうか!」などの積極的な声掛けは避け、お子様の要望を話してもらう環境を作ることができればベストです!

「そっかー、学校いくのもいいかもね」「学校いきたいの?」などやんわりと、多くを語らずに受け答えをして次の言葉を待ちましょう。

お子様が自ら話しをどんどん進めていくようでしたら、お子様の希望や考えをよく聞いてこれからどうしたいかを話し合ってください。

また、高校生にもなれば、「自分の信念や概念に一癖・二癖」を持つ方もいるため、お子様がそのような方であれば、1日で解決できなくても「数日、1ヶ月」と少し時期が掛かっても、お子様の満足いく着地点を作ってあげて、ポジティブな一歩を踏み込めるように優しい気持ちで背中を押してあげましょう。

3:不登校の原因が解消された時は一応お声掛けしましょう

不登校の原因が解消されることで、復学したい気持ちになることがあります。

不登校の原因がいじめの場合、原因になった教師や生徒が異動、退職、転校などでいなくなった場合は背中を押すタイミングです。

さりげなく原因が解消されたことを知らせてあげましょう。お子様としてはいじめられていたことを第三者が助けてくれなかったなどを理由に、復学することをネガティブに思う場合もあるかもしれません。

ただ、学校へいくために最も邪魔な存在が居なくなったことで復学を考えるケースもあるかと思いますので、一応問題になっていた人間が居なくなったことは伝えしてあげましょう。

お子様が学校へいきたい意思表示声を出した時に気をつけたいこと

お子様の方から「学校へいきたい意思表示」が伝えられたら親としてはほっとします。

しかし、ほっとした気持ちから一転、お子様の気が変わらないうちに学校へいくことを急かしてしまうのは要注意です。

高校生にもなると、「現状の自分の立ち位置・将来の(漠然とした)目標や夢」を多かれ少なかれ持っているため、親御様主体で進めていくと、お子様の「今の気持ちを壊してしまう」「将来の目標や夢のために動くペースを崩してしまう」恐れがあります。

親御様としては、お子様の「次の進みたい道」を聞く我慢強さを持ちましょう。

ただ、お子様は「現状の自分像・将来の目標像」を持っていて動こうとしても、心の中では「大丈夫だろうか」「行けるだろうか」と不安に思っています。

言い方が悪いですが、高校生頃の年代の子達は、「自分の考えを持っていながらも、いざ動く時には誰かに助けてもらいたい」と言った、他責できるようなリスク回避を欲しがる若者が多いです・・・

若さ故のわがままでしょうか。

そのため、親御様もわがままなお子様の気持ちを汲み取ってあげて、お子様がポジティブな1歩を進めてもらうために、わがままにできるだけ付き添いながら次のステップへ進む応援していくことが大切かと思います。

ただ、学校へいきたい意思を持った中で、「自己中心的なわがままな行動・思いやりのない行動」を取ろうとした場合は親として注意してあげましょう。

不登校のお子様に対して「間違った方向へ行くための目的が高校へ再びいくこと」であれば、親御様として高校へ再び行くための正しい目的をお子様へ教えてあげるべきです!

お子様が高校へ行くキッカケを作るタイミングまとめ

高校生のお子様が、不登校から脱却するために「学校へいきたい」といった際に、親御様はタイミングを間違ったり背中を強く押しすぎたりすると逆効果になる恐れがあります・・・

そのため、上記で説明させて頂いた「ベストのタイミング」を掴み、お子様が高校へ再び通うための適切な対応をしてあげてください。

また、お子様が前に進む道は、在籍している高校に戻ることだけではありません。

在籍している高校に戻らずに勉強したり、友達を作ることできる場所の1つに通信制高校があります。

通信制高校を選択肢の1つとして紹介したい理由は、全日制のように決められた時間割どおりに学習する必要がなく、ご自身のペースで学習できるためです。

「今まで通っていた高校への復学」「全日制や定時制の他高校へ転校する」も選択肢としてもちろん間違っていません。

もし復学や全日制・定時制の他高校への転校がお子様ご自身で強く希望する場合は尊重するべきです。

ただ、一般的な「全日制や定時制高校」にはない「新しいカリキュラム制度」の高校へいってみることで、新鮮さが強い高校生活を送ることができ、心身ともにリフレッシュした状態で新たな高校生活を迎えることができると思います。

また、通信制高校への転校は、在籍校での単位や在籍期間を引き継ぐことができます。

そのため、1年生からやり直すことなく高校を卒業できますし、大学進学・専門学校への進学を考えている方は、進学するためのカリキュラムを作成してくれる通信制高校も多数あります。

さらに、いつでも転入や編入ができるため、自分のタイミングで前に進むことができます。

今まで通っていた高校には戻りたくないけれど「勉強したい、高校を卒業したい」とお子様が望む際には、高校復帰の場として通信制高校も1つの選択肢としてご検討してみてはいかがでしょうか。

「長期の不登校をなくしていくために。」


浦和高等学園高校部(新入生)

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